横浜!
ディギットと同じ神奈川県内です。
しかーし! 文化が全く違います。港横浜は歌になるほどオシャレな大都会です。
ブルーライト横浜、横浜たそがれ、港のヨーコ横浜横須賀....。
そんな素敵な港、横浜のランドマーク、クイーンズ・スクウェアー横浜で初開催された2008年のKOG第一戦です。


文化は違えど、自転車&電車で丁度1時間。地下鉄のみなとみらい駅から地上に上がれば自動的にこのクイーンズ・スクウェアーに到着するという素晴らしい仕掛けです。これにはびっくり!さすがはみなと横浜。
コートはちょっと狭いけど、吹き抜けになっている部分なので二階からも観戦できるしなによりとっても良い感じの会場でいつもの浅草に負けず劣らず一般客の人も沢山観戦できていました。ただ浅草との大きな違いは観客の人種でしょうか? 浅草の方が断然年齢層が高いですよね。それと和服も多いし。
さて、今回は大仏のスポンサーでもあるEastpackをメインスポンサーに開催です。相変わらずレッドブルさんもドリンクを振る舞って物凄いサポートを頂いていますね。BMX関係者として本当に頭が下がります。
さて肝心のライディングの方ですが47人エントリーのノービスクラスではディギットご近所ローカルで話題の高校生伊藤卓也くんが初出場で八位に入賞しました。チャリを初めてまだ半年くらいの卓也君。困った成長ぶりです。顔はあどけないですがライディングはおませさんでございますね。

それから全然ダメと良いながら10位に輝いたモンキーの世話役、沖縄からやってきた玉城君、ペットの世話もあるのによく頑張りました。偉い!

そしてまた、最近の大会にはこの人がいないと盛り上がらないと言われている名物ライダーが、この我妻武雄ことアズマクックス。自称17才と六ヶ月。KOGで初めてフルメークを経験し、いつもは人の応援ばかりしているのにこの日は応援される側を経験したようです。そして表彰式では何と!堂々の4位!
素晴らしいじゃありませんか!誰よりも熱い歓声を受けて照れまくるアズマックスでした。しかし表彰台を取り逃がしたところが彼らしくて◎ですね。


ノービスでダントツのぶっちぎりライディングを決めたのはこの男、新潟ライダーの小橋君でした。いつもはKOGの裏方として色々頑張っている小橋君、今回も会場の整備や補修やらと忙しく動き回っていたの、ライディングも凄かったです。誰も文句を言えないノービスクラス優勝です。

いつも思うけどノービスクラスは一人一分で一発勝負だから強いハートと強靱な集中力が要求されますね。個人的にはある程度乗れるならより時間的余裕をもてるエキスパートクラスに出場した方が楽しめるんじゃないかなと思っています。
エキスパートクラスに移る前に会場内にある横浜のオシャレなパンやさんでお昼ご飯を買ってきたので食べようかと思ったら、ビルの中での食事は禁止らしく外の植え込みに腰掛けてパンを食べました。オシャレなビルは気を遣うなぁ。ホント!
ともかく僕にとって一番楽しみにしていたのはやっぱりモンキーと考生が出場するエキスパートクラスなんですよね。
まずは気になったのが下の写真のライダー。宮崎からきたライダーらしいけど名前をチェックするのを忘れてしまいました。何と言っても S&Mのジャージが泣かせるではありませんか。それに動きもオリジナルで格好良かったです。

続いて、マジックフルーツのライダーらしい彼。さすがはマジックフルーツ、良いライダーに目をつけてるね!っと感心しました。彼もオリジナル度高し。

そして、下の写真の彼の BB に足をかけてのインサイドもオリジナルで素敵した。

手前味噌ながら、カメンライダー考生はあっさりと自分のトリックをかなり決めたものの、決勝進出はならずでしたが、良いライディングを見せてくれたので僕は大満足です。

いつも、おおねジャムや湘南バイシクルフェスなどでKOGプロライダーの佐々木元と熱いバトルをしている、スピン小僧の17才、イケがKOGの舞台でどれだけ見せてくれるのか、凄く期待してみてましたが、結論から言うと彼は凄いです。へたなプロライダーよりも観客をわかせるスキルと見せ方を知っているライダーだと証明してくれました。優勝した佐久間陽介君と同点で完成度という点で二位に甘んじたのですが、僕はイケも佐久間君も両方プロになって欲しいって思いました。大会終了後にイケに今度はプロにあがろうねと声をかけたら「はい、今年中には昇格したいです!」と快活にこたえてくれました。僕も彼のパフォーマンスをかっている一人なのでそれが実現する日を待ってます。
しかし、回転が止まりそうなところからまた加速させて自由自在なそのスピンテクニックには恐れ入ります。世界一のスピン野郎になって欲しいです。
イケならキットなれると思います。

そして、我が愛しのモンキーです。カメンライダーです。
全然フラットとは関係ないバニーホップバースピン(しかもガバ高い!)をメークしたりして格好良かった。しかも4位になるという結果もついてきました。
きっとこれからモンキーには花咲かせてもらいましょうと、カメンのおやっさんは思っています。

モンキーとカメラマンのモト山中氏。

そして、このKOGで一皮も二皮もむけたのがキューちゃんこと塩田順久くんです。実際この日の彼のライディングにはやっつけられました。ともかくカッコイイ。それにキャラもいい。見てください、この佐々木元とうつった嬉しそうな顔。キューちゃん良い!
マラソンのキューちゃんは北京に行けないけど、bmxのキューちゃんはKOGのプロに行けますよ。表彰台でも嬉しそうで良かった。これだけ感情を表せる彼は素敵でした。


最後はプロクラスです。
プロクラスには、三沢君の家に居候していたJUSTIN MILLERの他に外国人選手が2人参加していました。その1人を連れてきていたのがこの人。
スコット・オブライエンです。VOODOO JAMを主催するニューオリンズローカルのボスである彼とは2000年のヨークジャムで友達になりました。一緒にセクシーレストランに行って遊んだり、KEVIN JONESと一緒に練習しに行ったりしたのです。とっても面倒見がいい人で同じローカルの当時16才のテリー・アダムスをカメンに紹介してくれと頼まれたりしました。太郎も彼のことをたいそう気に入って「素早いデブ」という有り難くないニックネームをつけて呼んでいました。確かに彼はちょっと太めな体型なのに動きが素早くて結構良いライディングをするんです。本職は消防士さんで地元ではきっとモテモテです。何しろアメリカでは消防士さんは男の中の男ってイメージでもてるらいしですからね。
そんなスコットが今回連れてきていたのがテリーに続く新人のミッキーでた。
僕としてはスコットに参加して欲しかったのですが.....。
スコットとは八年ぶりに再会して嬉しかったです。スコットに消防士の仕事は大変だねと行ったら「楽しいよ、火事がないときはテレビゲームばっかりしてる」なんて冗談言ってました。本当だったら大変です。
五月にVOODOO JAMがあるのでスキップも来てよ。って誘ってくれましたがちょっと今回は行けそうもありません。でも大仏と三沢君が行くそうなので期待ですね。

さて肝心の大会の方は今回はプロクラス、わがカメンライダーは散々の結果だた(とアズマックスに言われました!)のです。
特に大仏はやっちゃいました。何しろ先も書きましたが、今回のメインスポンサーはEASTPACKサンです。その大会気合いが空回り、頭真っ白、目の前真っ暗になってしまったのがそのEASTPACKのチームライダーでもある大仏だったのです。無惨にも最下位に沈み本人笑うしかない状態でした。それを見た僕はこれは美味しいぞ!っと。何しろもしかして大仏がEASTPACKさんからクビになったらネタとして美味しいですからね。それを期待して止まなかったわけですよ。それくらい見事なライディングであったわけですね。

続いては河村卓馬ですが、大会前技が煮詰まっていないので参加を躊躇していた卓馬ですが結果的にはでて良かったと言ってました。今回ストリートのフレームで挑戦してどれだけの成果を残せるかチャレンジした卓馬の諦めないライディングは健在でした。

今回から公の場でディギットライダーとして乗ってくれる三沢っち。何だかJUSTINのお世話で集中力を欠いたのか珍しくミスをしていました。三沢君のライディングはやはりカメンライダーの大御所、河童のカーゴちゃんが大好きで彼のチーム参加を河童は大喜びしていました。これからのミサわっちの活躍に期待大です。

カメンライダー以外で僕が絶対にこの人だけは欠かせないと思っているのがロカちゃんこと原真一郎です。何たってこの大会ではGターン4回転を決めて見せてくれました。決勝に進出してもおかしくないライディングだったと思いますがそんなジャッジがだす結果以上にロカちゃん自身が自分のライディングに満足している顔を見てやっぱりロカちゃんは格好いいな、本当のbmx馬鹿だなと嬉しくなった僕でした。

予選により決勝トーナメント進出の八人が決定しました。
一回戦は、Sam Foakes vs 宇野陽介
はじめて見たイギリス人ライダーSam Foakesだったんですが、彼は何とも不気味なトリックの持ち主でした。まずスカッフは全くありません。そして常にフロントペグにのってゆっくりゆっくりと技を繋いでいくのです。止まりそうになったところからまた加速して繋いでいくという彼にしかできいトリックで見るものを圧倒。僕もこの奇妙なトリックに釘付けになりました。

同じくJustin Miller vs 森崎弘也。
この戦いは安定したライディングとヒッチハイカーでバーフリップするハードトリックを決めたJustinの勝利です。無類の負けず嫌いでもある森崎弘也も諦めず最後まで攻めてくれましたがこの日の彼はやや不調だったようです。しかしいつでも攻撃し続けるヒロはやっぱり世界一のライダーです。

続いて岡村旭 vs 木場慎一。
僕の大好きなライダーであり続ける岡村旭の圧勝でした。彼のスタイルはどんどん進化しています。何処まで旭は上手くなるのでしょうか?

そして佐々木元 vs 内野良樹。
次の世代を担うと言われているいわゆる若手の頂上決戦でした。しかも2人ともKOG優勝経験者。内野良樹に至ってはディフェディグチャンピオンです。
この戦いは迫力あるライディングの佐々木元と華麗な流れが特徴の内野良樹という対照的な対決でもありました。ジャッジは多分この対戦の判定が一番迷ったと思います。どちらが勝ってもよかったと言える名勝負でしたが内野良樹の勝利となりました。

二回戦ではJustinとSamの国外組2人が勝ち進み敗れた内野良樹と岡村旭の三位決定戦が先に行われました。
この2人の戦いも名勝負でした。一つ一つの技が高難度で凄い岡村旭のスタイルとツナギが素晴らしくロングコンボで攻める内野良樹のスタイルという180度正反対といえるスタイルの対決でした。勝負は好みとしか言いようがない判定だったと思います。僕だったら2人とも三位でOKでした。
公式な順位は内野良樹の三位でしたが、発表をまっている間の旭のリアクションが素晴らしく、ライディング以外でも会場を盛り上げる旭は超一流のプロライダーだと思いました。

最後に決勝です。
Samが勝ちました。Justinは珍しく決勝でややミスをして、例の妙な動きのSamが最後まで自分のスタイルを貫いてほぼノーミスで勝負を決定づけました。こういうスタイルもあるんだなとフリースタイルと奥の深さを改めて実感させてくれたSamでした。

表彰式も賑々しく行われて、みんなの嬉しそうな顔がとってもすてきでした。

*ノービスクラス表彰

*エキスパートクラス表彰

*プロクラス表彰

大会が終了後もみんな別れを名残惜しそうにしていました。僕もせっかく知りあえたJustinともっと話したかったので挨拶にいって「この会場は若い女の子が多いから興奮するね!」などと訳の分からないことを言ってしまいました。そしたら彼「そうだけど、俺結婚しているから嫁さん以外はダメなんだ。」ってお堅い一言。結婚していることでも驚きましたが、欧米の人は結婚してると結構堅いこと言うんですよね。元カメンライダーだったStephen Cerraもそんなこと言ってました。
でも見るからにモテモテ間違い無しで見た目もカッコイイJustinですからもったいないななどど不謹慎なことを思ってしまった汚れきった僕でした。

*表彰式では2007年のフラットランドワールドサーキットシリーズの表彰式も行われました。ナンバーワンは森崎弘也、二位は三沢慎太朗、三位が宇野陽介という日本人独占でした。スコット・オブライエンから豪華なクリスタルトロフィーが手渡されました。おめでとう!

最後に
ちょっと残念に思ったことがあります。
それは、当日が日曜日で大会自体が終わったのが午後八時頃と終了時間が遅くなってしまったためにメインイベントであるプロクラス決勝の時にはギャラリーの数が激減していたことです。折角の世界レベルの戦いを一般観客の人のもっと見て欲しかったなと思わずにおれませんでした。もったいなかったなと。
その分エキスパートクラスの決勝当たりが一番ギャラリーが多くて盛り上がっていましたけどね。日曜日は五時ぐらいがピークのようです。
難しい問題ですけど五時ぐらいにプロ決勝が行えればいいなって思いました。
ま、KOGのスタッフは本当に頭が下がる運営をしてくれていますから、感謝以外に言葉はないです。

次回は宇野陽介の地元、石川県小松での開催です。
どんなところでしょうね?
今から楽しみでなりません。
なお、近日ディギットのポッドキャストにスライドショーとビデオを掲載する予定でです。お楽しみに!
*KOG横浜の詳しいリザルトはこちらからどうぞ!

