2007 KOG 最終戦 浅草 レポート。
大変遅くなりましたが、10月20-21日に東京浅草で開催された2007KOG最終戦のレポートをお送りします。
今回のKOG、しばらく表舞台から遠ざかっていた沖縄のカメンライダー、モンキーが参戦すると言うので僕は特別な気持ちを持って土曜日曜と浅草に行ってきました。
モンキーに対する思いは以前の記事にも掲載したように、ともかく凄いスキルをもっているのに、消えてしまいそうだったあいつを何とか奮い立たせたかったんでうす。約五年ぶりとなる全国レベルの大会登場ですが彼はどうなるんでしょうか? もし良いライディングが出来たのなら彼は自信を取り戻して、これからもっと凄いトリックを編み出してその「生き様を見せてくれる」と思うんですが、もし良いライディングが出来なかったら...それこそ「死に際を看取る」なんてことになってしまうかもしれません。
彼をKOGに誘ったのが吉と出るか凶と出るかそれは終わってからのお楽しみです。
またカメンライダーでは、約一年ぶりにKOG登場となる、可愛い妖怪河童ちゃんも来るんです。当然彼はエキスパートクラス優勝を狙うと思います。実力が違いますからね。
それから去年から社会人になり仕事の忙しさにペースを落としていた考生が今回から本格復帰(?)します。
ま、河童も考生も元プロライダーですから、良いライディングを見せてくれることでしょう。
プロクラスにはいつものように河村卓馬と大仏が参戦します。卓馬に関しては全く心配してませんが、大仏は今年からプロになったルーキー一年目で気合いが空回りした姿を見せていたので、落ち着いて決めてくれるように祈っています。
さて、大会当日は朝から会場入りして久しぶりにみんなとの再会を楽しみました。厚木、神奈川近辺の顔見知りのライダーも沢山エントリーしてくれていますし、釧路から家族で来ていた日高ゆりんちゃん、北関東マイナーリーグで良く見る顔もありました。
この浅草の会場はスーパーマルチコートといって普段はフットサルなどにも使用されていますが、唯一の難点は観客席が少ないと言うことなんです。だから見に来ている人の半分以上は立ち見となります。僕の場合はいつも朝早めに来ておりますから撮影に最適な場所で、気の合う仲間と見ています。その気に会う仲間というのは僕らのBMXフットサルチーム「FCカリエフ」のキャプテン・高山を初めとする北関東マイナーリーグに出ていたライダー達が多いんです。そんな中に囲まれて大体僕は、悪態をつきながら大会を見て写真を撮ったりしています。それは毎年変わない楽しみでもあります。
それと、この東京浅草と言うところは凄いです。人が凄い。東京一の観光地、演芸の本場でもあり、古い東京が残っている他には絶対にない場所なんです。このたたずまいを守っているのは他でもない、浅草を形作っている人たちなんです。土曜日の朝、地下鉄の駅から表に出たら老舗の食堂がありました。その食堂ではよぼよぼのおじいさんがおにぎりと、いなり寿司、かんぴょう巻を売っていたんです。思わず買ってしまいました。そのとき、東京なのに佐賀の田舎を思い出してしまったからです。浅草にはとかく老舗と言われるたぐいのものがこれでもかって位有ります。ちょっと路地にはいると倒れそうな怪しい旅館や食堂、漢方薬局等々、東京という響きからは絶対に想像できないものが、何の規則性もなくいい加減、適当に有るんです。そして、浅草にはとんでもない人たちが沢山おられます。何しているのか分からない人が沢山です、話しかけたくない人が沢山です。横文字のガイドブックを小脇に抱え恥ずかしい漢字をプリントしたTシャツを誇らしげに着ている外国人の方もおられます。だから僕は毎回浅草では人間観察をして楽しみます。皆さんも浅草にお越し下さい。絶対に飽きませんよ。土産物屋とかも物凄いですからね。東京で一番エキセントリックな街。浅草。
余計なことを書きましたが、大会の方はビギナークラスの予選からです。
このクラスにも沢山の良いライダーが登場しますが、残念ながら持ち時間が短いとの午前中に行われると言うことでちょっと可愛そうな場面もままあります。
例えばこの写真の様に箱根からやってきた「アニキ」。
このパフォーマンスが午前中なんですね。
このラーメンマンも、
あの世から蘇った松田優作も
ニセロナウジーニョも
アズマックス17才も、
ユンちゃんの超安定マックサークルも、
おおねジャム連続最下位記録継続中の決められない男ボヘミアン三平ちゃんも
凄腕女性ライダーのケイちゃんも
残念ながら午前中に出番がおわてしまいます。特に朝からアニキにお尻を見せられるのはガバイきつかです。
ともあれ個性豊かなライダーがいて結構ビギナークラスは楽しめました。これからKOG出てみようと思うっているビギナーライダーには一分という短い時間で自分を表現する為には人と違う個性を見せないといけません。それが決勝にすすむ為の道だと思います。
*ビギナークラスで結構会場を沸かせていたのは、カメンのニューライダー「ケイジ」です。実はストリートライダーなんですが調子に乗ってKOG出ちゃいました。こんな風に頑張っていましたよ。突然の登場で僕も驚きましたが巧いです! さすがカメンライダー・ストリーター。(ちなみにこの技難しいです!試してみてください。この状態でテールウィップ一回転)
*写真は今年結婚した二俣川ローカルのダックン。いつもより頑張ったけど決勝に進めずに残念!来年は決勝に出よう。
続くエキスパートクラスが始まる前に、僕は長らく低迷の続くキャプテン高山と賭をすることにしました。ああ見えてもキャプテンはビギナークラス時代にはKOGの表彰台に上がったこともある強者なんです。だからこの際、今回も予選落ちしてしまうようなら、きっぱりと自転車を辞めることを提案したんです。最近流行の「引退勧告」ってやつですね。その代わり予選を通ったらフレームをプレゼントしてやると言うことで決定です。果たしてキャプテンのライダー生命は続くのか? モンキーは生き様を見せられるのか? 河童は予選を何位で通過するのか? 考生は? 昔から大好きな岡村旭は?最近、気になっている沖縄の西原歩くん、ははたまた他に凄いライダーが出てくるのか? 最も僅差の激戦が期待されるエキスパートクラスです。
練習ではモンキーを初め沖縄勢はみんな調子が良さそうです。河童も安定度抜群にみえました。対してキャプテンはと言うと不安一杯の顔をしています。なんたって予選落ちたら引退勧告ですから。
河童が僕のところにやってきて「スキップさん工具持ってないですか?」と聞いてきました。壊れたのかと思ったらそうではなく、極端にハンドルを手前に倒しているライダーを見て修正してやりたいと言うのです。確かに凄いセッティングです。まるで街乗りヤンキーチャリの様です。バースピンで膝に当たらないんだろうかな度々余計なお世話をしていましたので後で直接本人に聞いたところ、バースピンOKとのことでした。フリースタイルですからねどんなセッティングでも自分が乗りやすければOKですよ。人と同じにすることは有りません。でも凄い角度! しかも巧い!
チームライダーで最初に登場したのはモンキーでした。僕の心配をよそにモンキーは進化していました。技が決まるのです! もうびっくり、興奮して大声援を送ってしまいました。やっぱりあいつはもっています。タイムマシーンからのディケードはヤバイです。結果は予選通過ならなかったですが、僕の中では立派に予選通過です。本人もまたKOGにでてやってやるって言ってました。ホッとしました。死に際を看取らなくてすみました。
続いて考生。しかし考生、ぎっくり腰をおしての登場と有って本人不安一杯でした。後から聞いたら彼女の親御さんも見に来られていたとのことであまり情けないところは見せられません。痛々しくも頑張りました。結構決めたし実力の片鱗は見せつけたと思います。実際腰を痛めるまではかなり乗れていたそうなのです。来年はフル参戦するそうなので考生にも期待です!
小粋な妖怪、河童の一年ぶりのKOG予選は圧巻でした。何という安定ぶり!最近生活が安定気味だからライディングも安定か?素敵な河童ちゃんを見ました。これだから妖怪との付き合いはやめられません。
以前鹿児島のBMXショップFUNRIDEの脇野さんから太郎が出演したショーのビデオを送ってもらったんですが、そのショーで太郎と堂々の競演をしていた「BMX Team Sunsalm」のゴウくんとも初めて話をしました。ビデオでも太郎との対比が凄かったけど笑顔がさわやかな好青年でした。彼以外にもSunsalmのライダー素敵です。
*ゴウ君 (島根県在住、マイナーな県と言うことで佐賀県出身の僕は親近感です。島根と言えば最近松浦君はどうしたんだろう? あれ!彼は鳥取だったっけ?)
*彼もSunsalmライダー。沖縄の上原君。モンキーがたいそうお世話になっている模様。イケメンです。
*彼もSunsalmライダー。沖縄の新里君。潜在能力の高さを感じさせてくれました。これまた、モンキーがたいそうお世話になっている模様。
沖縄と言えば忘れてはいません。西原君、彼のライディングは良いです。好みです。モンキー曰く「あいつは変態」だそうです。西原君にもモンキーがお世話になっているお礼を言わないといけませんね。
沖縄は着実に個性的なライダーが生まれ続けているみたいです。山田大はどうしたんだろう? 来年も沖縄ライダーの動向は要注目ですね。
すっかり芸能人となって大活躍中の中島俱楽部会長、中島和麻のライディングを久しぶりに見ましたが、相変わらず自分のスタイルを持っていて良い味出してました。もっと大会に出て欲しいですね。でも和麻て怪我しているときが多いような気がします。
中島俱楽部つながりで、元中島俱楽部(今も?)の渡辺英一郎くん。久しぶりの登場ですが、元プロだけあって無茶苦茶巧いです。しかも彼が乗っている「ロンドンバイク」のフレーム、もう七年も乗っているって言うんですから物持ちが良い! 彼は本当に気持いいライダーです。予選なんか楽勝でした。
さすらいのギャンブラー岡村旭。僕はずーっとずーっと彼のファンです。彼はいつも彼だけのトリックで楽しませてくれるんです。「魅せるライディング」が出来る数少ないライダーだと思います。誰かが言っていました。「旭は、みている人から”旭凄いね”て言われるのが一番嬉しいんだよ。」って。だから世界中で旭は人気者なんですね。
さて、最後に僕と賭をしたキャプテンのお話です。結果は予選落ち!見事引退です。世の中に自分でライダー止める人はいますが、止めさせられるライダーは珍しいですよ。 というわけで、キャプテン高山現役引退です。残念無念!
そんな、感じで大会初日は終わりました。会場の外に張り出されていた予選の順位表を見ながら一喜一憂していたら、もう回りには誰もいなくなっていました。仕方なく浅草の食堂でキャプテンの引退記念パーティーをしました。
そうそう、ビギナークラスの結果を見たら万年最下位のボヘミアンサンペイ氏の名前が真ん中くらいありました。びっくりした。やれば出来るんだ?
あんまりびっくりしすぎて帰りは電車を乗り過ごしてしまいましたよ。
さて、翌朝も頑張って早起きで又、浅草にやってきました。
今日も昨日と同じ地点からの観戦です。また朝から知り合いライダーと馬鹿話をしていたらむねに大きく「無敵」と書いてあるTシャツを着た外人さんがやってきました。何だ???って思っていたら、何と僕の隣に座るではないですか!なーんか、イヤな予感です。大会が始まってライディングが始まったら案の定彼が話しかけてきました。「英語は話せますか?」と。
だから「いいえ、私は話せません。」と言いました。が、そう言ったのにいつのまにやら色々質問してくるんです。だから仕方なく応えていたらだんだんエスカレートしてきて僕にライダーの解説を求めるんです。なんね?っとは思いましたが相手は「無敵」です。逆らえません。ライダーの名前とかを聞いてくるから、彼のメモ帳をのぞいたら無茶苦茶なスペルのライダーの名前が書いてありました。それ見たらおかしくて.....結局かなり仲良くなってしまいました。もちろんちゃんとした名前も教えてあげたし、ライダーの解説もしたし、チームライダーも紹介してあげたし浅草のことも紹介しておきました(河童当たりはかなり迷惑そうな顔をしていたのがおかしかったです)。結構楽しかったのですが、おかげで数人のライダーの写真を取り損ねたのが悔しかったです。
彼はカナダ人で、26インチのフラットランドバイクを作っているそうです。興味がある人は「googleでcruiser flatlandで検索してくれ!」と言ってました。
そんな無敵外人の相手をしながらもビギナークラスの決勝を堪能しました。
続くエキスパートクラスは撮影に集中するために「無敵」とやや距離をとって観戦です。
予選から気づいていたのですが、この下の写真のライダー、オリジナルです。しかも年齢が僕と同じ40代。美しいですね。これぞフリースタイル!カッコイイ!
続いて、紹介するのはもう有名人の道幸くん。彼の素早さは半端じゃないです。でも時々自転車が飛んでくるので彼がライディングしているときは気を抜かないように! 怪我しますよ!
これが......
こーんな風に飛んできます。キケン!
この決勝では岡村旭が群を抜いていました。誰が見ても納得の優勝です。河童を「無敵」に紹介したのが失敗だったのか、決勝での彼は予選とは別のライダーになってしまっていました。しかし本人曰く「ダメでも10位以下にはならんもんね!」その通りでございます。
プロクラス予選の時間です。
先ずは、さっきのエキスパートクラスの結果によりプロに昇格した道幸君、宮田頼光くん、森永くん、岡村旭から開始ですが、この昇格組のライディングは全くプロ常連組にも引けを取りません。
この写真のライダーを見て気がついたんですが、最近ストリートフレームで乗るのが流行っているんですかね? 結構カッコイイです。
チームライダーでは気合い充分だった大仏、今回結構頑張ってました。BMXのために東京に移住してきました。現在磁石工場でアルバイトしているためS極とN極にはうるさいです。最近の趣味は砂鉄集めだそうです。そんな大仏ですが気になるのは内野くんです。何故なら内野君は「仏」と呼ばれているからです。俺は「大仏」だ!と気合い十分の大仏です。「仏」には負けたくない。......みたいです。
続いて神が宿るという河村卓馬。こんな風にみんな拝んでます。
そんな神さまのライディングは結構好調でがんがんあり得ないトリックを決めてましたので僕も大興奮。神さまはトリックも神さま級です。僕も卓馬を信仰しています。偉大なるゴッドです。
カメンには大仏も神さまも妖怪も猿も野良犬も在籍していますよ。
まったく統一性が有りませんね。それが楽しい。
カメンチームライダー以外で一番びっくりしたのはウッチーです。フロントトリックのきわものだったのに、しばらくお見かけしないなと思っていたらリアに変わってました。しかも巧い!ただモンじゃない!でも個人的にはフロントもリアも見たかったです。彼のフロントカッコイイですからね。捨てないで欲しいです。
そして、毎回楽しみなのはやっぱりヒロのライディングですね。フラットランド・サイボーグ、それはヒロです。ヒロにはフロントもリアも有りませんよ。彼の技はとにかく格好良くてオリヂナルでまねできないそんなキワキワライディングが世界一、いやこの世で一番カッコイイライダーがヒロ。彼がどこにいようが、どこのチャリに乗っていようが僕は彼の一番のファンです。
僕と河童は彼のことをモンスターと呼んでいるのですよ。
三沢慎太郎くんはディギットのご近所ライダーで古くから知っていますが、彼も僕にとって思い入れのある男。このところの三沢君は凄いですね。オリヂナルのトリックをイヤかと言うほど決めて常に上位につけてますが近いうちに優勝して欲しいですね。
と、こんな感じで長々と書いてきましたが、あんまり酷い文章なのでここで新人レポーターと交代することにしました。
そのレポーターとは「キャプテン高山」です!
実は、引退勧告を受けたキャプテンから次はレポーターとして生きていきたいという申し出があり、それならばと言うことでお願いしました。また、そのレポートが好評であれば改めて「BMXライダー」として生まれ直していただくことに決定しました。
キャプテン高山の「KOGプロクラス決勝」レポートは次のWebログで!
また、来年のKOGでみんなと会いましょうね!それまで、さようなら!
以下関連リンクです。
もしくはYoutubeのこちらでも御覧になれます。が、ビデオのクレジットに大仏の名前がぬけてしまいました。ごめんなさい。大仏も出演してます!